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社会貢献性が高い事業ほど仕事に対するやりがいが生まれる

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プロフィール

大学を卒業後、株式会社キーエンス に入社。3年間専門機器の営業としてスキルを磨き、入社3年目には全国ランキング1位となる。その後、独立を目的に退職し、システム関連の販売代理業を個人事業主として開始するが、準備不足のため半年で断念。その後、創業して間もない株式会社エス・エム・エスに入社。関西事業所長、新規事業責任者、CS推進室長等を歴任し、5年という短期間での東証マザーズ上場に貢献。自らも「成長市場で勝負したい」「社会貢献性の高い事業をしたい」という想いが高まり2010年4月に退社し、環境関連事業を行う株式会社エコパートナーズ(現・ソーラーパートナーズ)を設立、同社代表取締役に就任。


 
  君子豹変す

 

大学3年の秋ごろから非公式のゼミに参加して、企業研究を行っていたのですが、その頃はいつかはコンサルタントとして活躍したいという想いをもっていました。ただ、いきなり新卒でコンサルタントといっても説得力がないと思ったので、専門的なバックボーンを持ってコンサルティングできる仕事として、システムエンジニアやコンサルティングセールスに強みをもつ会社を探していました。その中で、教育制度がしっかりしていて一番自分を成長させられると感じたキーエンスに入社することにしました。「3年で一人前になる」とも聞いていたので、それを実現すべくとにかくがむしゃらに働いて営業成績を残してきました。
  
予定通り3年で退職して、営業の強みを活かし、知り合いのシステム関連製品の販売を始めてみました。でも、当時は戦略や計画をそこまでしっかり考えずに始めたので、半年くらい経って落ち着いて考えてみるとちょっと先が見えないなと思って、もう一度修行してからチャンスを狙おうと決めたんです。

創業,上場 

それでコンサルに行こうかと思ってたまたま東京に就職活動に来ていた時に、キーエンスの同期が起業したという話を聞きつけて、会ってみたのがエス・エム・エスの代表・諸藤さんだったんです。初めは、入社するつもりではなかったのですが、事業計画を聞いてみると面白いしこれから伸びる事業だと確信したので、このままコンサルに入るより企業の立ち上げを経験した方が自分にプラスになると思って入社することにしました。実は、8番目の入社だったのですがそのメンバー8人で一戸建てを借りて6畳くらいの部屋に3人で寝てたりもしました。みんなで意識の共有ができたので、いい経験だったと思いますね(笑)。
   
業務に関しては、最初、東京で営業としてやっていたのですが、その後の業績拡大で関西事業所立ち上げの際には事業所長として参加したり、コア事業の人材紹介以外の事業も立ち上げたりと短期間で色々な経験をすることができましたね。そうこうしているうちに、5年という短期間で上場を果たすことになりました。

 

この創業期から上場に至るまでのベンチャー体験をしたことで、ますます自らの起業に対する想いが強くなりました。タイミングもあったのですが「成長分野で勝負したい」「社会貢献性の高い事業がしたい」という想いがあったので、環境分野で独立をすることにしました。ちょうど太陽光発電の売電価格が去年の11月から倍になったので時流的にぴったりであったのと、急速に伸びる市場であれば相対的に頑張ればなんかしらできるだろうということが経験的に分かっていたので、「太陽光発電の見積もりサイト」を立ち上げてみることにしました。当時でもすでに競合サイトはいくつかあったのですが、エス・エム・エスでのネット集客の経験から、それらを比較してみても十分に勝てるなと踏んだわけです。
  
実はその頃、まだ、エス・エム・エスに在籍中だったので冬休みのうちにテストサイトを作ってまわしてみたところ、結構パフォーマンスが良かったんです。それをベースに事業計画を書いてみたら採算合いそうだなと目論見をたてることができました。それで今の取締役の中村に話してみたところ、すんなり「やろうよ」という話になったんです。また、エス・エム・エスの当時監査役だった方ともふたりで飲みながら話をしてみたら、心から共感してくれて応援してくれるようになりました。こうした出会いが重なって、無事に会社を立ち上げることができましたし、設立後半年経った今でも太陽光発電の一括見積りサイト『ソーラーパートナーズ』はだいたい計画どおりに推移できているのだと思います。
  
まさしく、今の私があるのはこのような「人との縁」だと思います。じゃあ、どうしたら良い縁を引き寄せられるのか。おそらく、こういう縁が欲しいなと求めたり、そういうことを発信することで良い縁が集まってくると思うんです。まさしく、縁尋機妙(えんじんきみょう)と言えますね。

   

よく興味があることをやれ、というような話がありますが、私の場合もともと「環境」に興味があったかと言うと、それほど興味はありませんでした(笑)。ビジネスとして面白そうで伸びそうだったので関心をもったのが正直なところです。ただ、一度やりだしてからというもの、興味が尽きないんですけどね。社会貢献性が高い事業だと仕事に対するやりがいにも繋がってくるので、さらに興味がわいてきます。そう考えるとまずは社会貢献性の高い事業を見出して、周りの人とかに話してみる。そして、実際に行動を起こしてみるということが「興味」を高める第一歩なのかもしれません。そうすることで自然と人も集まってきて、興味が強くなっていくというスパイラルが生まれるんでしょうね。
 
それと、私は「起業する」ということを特別視する必要はないと思っています。一歩踏み出せないと思ったら、踏み出さなくていい。「起業すべきだ」という人たちもいますが、ひとつの生き方として起業というものがあると割り切ってしまうことも大切だと思いますよ。
 

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